結論
- 求人は老若男女平等に
- 面接では求める人物像を明確にして適切な質問を
- 不適切な質問をしない
- 個人情報の取り扱いは要注意
はじめに
会社の仕事が増え、今いる人数では回らない。
さて、新しい人を雇おう!
と言う話になった時にどんな人が欲しいのか考えるかと思います。
しかし、求人を出すときにその考え通りに出してしまうと問題が生じることがあります。
今回は求人募集から採用までに気をつけなければいけないことをまとめたいと思います。
求人募集時
老若男女問わず
まずは基本的に性別も年齢も制限してはいけません。
男女平等に行わなければならないため、初めから「男性4人女性1人募集」としたり、試験内容を男女で違う方法を取るなどもしてはいけません。
例外もあります
- 職種的に女性の進出が遅れている
- 会社内の女性の割合が低い
このような場合は女性のみを募集することが可能です。
また、年齢の面では
65歳以下を募集(定年が65歳のため)
などと記載することは可能です。
募集方法
募集をかける方法について下記にまとめました。
媒体 | 特徴 | 費用 |
ハローワーク | 比較的中高年層が多い 高度な資格を持った人は少ない 助成金を受給できる可能性が高い | なし |
インターネット | 登録が手軽で応募しやすい 比較的若年層が多い | 中 |
フリーペーパー | 地域限定や沿線限定などで募集しやすい パートやアルバイト探しが比較的多い | 中 |
新聞折込 | 地域密着型の募集に適している 読者層と求人が一致するか問題 | 低〜中 |
優良職業紹介所 | 専門分野の人材を探すときに適している 即戦力が期待できる | 高 |
転職フェア | 応募者の人と成りがその場で確認できる 場合によってはその場で面接も可能 | 高 |
選考時
書類選考
正直書類でどこまでわかるかは採用をメインで行っていないと難しいと思います。
むしろその道一筋の方でないと難しいのではないかとも思います。
ですので、ここでは一つだけ
「綺麗すぎる志望動機は注意」
他社への応募にも使いまわせそうな内容かどうか気にしてみるといいかと思います。
面接
面接では会社が求めている人物像に当てはまるか見定める必要があります。
そのため、
その人物像に当てはまるかどうか確認するためにはどんな質問が適切なのか
これを事前に考える必要があります。
逆にしてはいけない質問というものもあります。
基本的には応募者の適正と能力に直接関係がない事項は質問しない
と覚えていただければいいかと思います。
細かい事項は下記を参照してください。
本人に責任のない事項の把握 |
①本籍・出生地に関すること ex.「戸籍(謄本)抄本」「住民票(写し)」の提出 |
②家族に関すること ex.職業・続柄・健康・地位・学歴・収入・資産など。家族の仕事の有無・職種・勤務先。家族構成 |
③住宅状況に関すること ex.間取り・部屋数・住宅の種類・近郊の施設など |
④生活環境・家庭環境に関すること |
本来自由であるべき事項の把握 |
①宗教 |
②支持政党 |
③人生観・生活信条 |
④尊敬する人物 |
⑤労働組合・学生運動などの社会運動 |
⑥思想 |
⑦購読新聞・雑誌・愛読書 |
採用者決定
採用者
- 電話で採用になった旨を伝える
- 入社の意思に変わりがないか確認
- 採用決定通知書を発送
不採用者
応募書類は個人情報の宝庫です。
対処方法を間違えてしまうと大変なことになってしまいます。
方法としては
- 不採用通知と一緒に返却
- 会社が責任を持って破棄
どのような方法を取るか面接時に伝えておくといいかと思います。