結論
- 投資はリスク管理が大事
- リスク管理の一つに分散投資がある
- いつまでにいくら欲しいか考えた上でどこに分散するか考えよう
投資にはリスクがある
投資をする上で考えなくてはならないことの一つに
リスク管理
があります。
一般的に使われる「リスク」は「危険」と訳されることが多いですが
投資の世界では「リスク」は「価格の振れ幅」のことを言います。
つまり
- リスクが大きい=値動きが大きい
- リスクが小さい=値動きが小さい
と言い換えられます。
値動きに関して自分はどれぐらいまで許容できるか
これを把握した上で投資をしなければ
一時的な値下がりで狼狽売りをしてしまった
想定以上の値下がりで他のことに手がつかなくなる
などあまりいい結果をえることができません。
リスクとリターンの関係
もちろんリスクが大きいと振れ幅が大きいので下だけではなく上にも大きく振れることがあります。
つまりリスクが大きければその分リターンが大きくなります。
逆を言えば
ローリスクハイリターン
といったことは投資の世界では起こらないと考えた方がいいかと思います。
ただしポンジスキームなどの詐欺商品を掴まされてしまった時には
ハイリスクノーリターン
ということになりかねません。
自分の資産を預ける先のリスクとリターンはしっかり把握するようにしましょう。
投資先の種類とリスクとリターン
では商品によってどのような相関関係があるのか
これに関しては日本証券業協会のサイトにとてもわかりやすい図がありましたので引用させていただきます。
商品としてはこれ以外にも
- 仮想通貨
- 金
- 不動産
- FX
などがあります。
この図のどこに当てはまるのか考えていただければと思います。
バランスが大事
では一体どのようにリスク管理をすればいいか。
この答えの一つが分散投資です
投資の格言に
卵を一つのカゴに盛るな
があります。
これは
一つのカゴに入れていると落とした時に持ってた卵が全部割れてしまうかもしれない
複数のカゴに入れておけば一つ落としても他がカバーしてくれることがある
という意味です。
集中投資をしていると予想通り利益が得られている時はいいですが、全てが予想通りにいくような天才でない限り暴落する可能性があります。
そうした時の影響を考えて投資先は複数分散することをお勧めします。
分散の仕方
分散にはいくつか種類があります。
- 商品の分散:株式・債券・投資信託・預貯金など
- 銘柄の分散:金融・IT・自動車など
- 地域の分散:日本・アメリカ・先進国・新興国など
- 時間の分散:毎日積立・毎月積立など
- 通貨の分散:日本円・米ドル・ユーロなど
これらの分散と自分がいつまでにいくら貯めたいかを考えて決めていきます。
分散する時の注意
ここで注意したいことは
預貯金の考え方
です。
預貯金も投資です。
日本の日本円に投資をして年利0.001%(2021年4月26日みずほ銀行普通預金)の利回りを得ています。
これを考えずに分散してしまうと日本に偏った投資になってしまいます。
自分の定めた目標を達成するにはどこにどれだけの資金を投入すればいいか、皆様の一助になれば幸いです。