結論
- 4%ルールはインデックス投資の出口戦略の一つ
- 4%は運用益とインフレ率から計算されている
- 「総資産額 > 年間支出額 × 25」で働かなくても生きていける
出口戦略について
投資の目的はいろいろあるかと思われますが、ゴールの一つとして
- 働かなくても生きていけるだけの資産を築く
- 欲しいものを欲しいタイミングで購入できる
- やりたくないことをやらなくてもいいようになる
ということが考えられます。
では一体いくらの資産を築くことができれば働かなくても生きていけるのか?
ここで重要になってくることが
築いた資産が年利何%で運用されているか
と言う点です。
運用をしないで切り崩すのみの場合では何億円と必要になってしまいます。
しかし、運用しながらの取り崩しでは目標とする資産額を大きく下げることができます。
運用しながら切り崩すと言う考えのもと、
- 何%取り崩すか
- ポートフォリオはどうなっているか
- 資産はどれぐらい残るのか
- インフレ率はどれぐらいか
これらについて考えた人たちの結論が
「4%ルール」
です。
4%ルールとは
簡単に言うと
年間支出の25倍の資産を築けば、年利4%の運用益で生活費をまかなえる
という考え方です。
この考え方はアメリカで生まれたもので、4%という数字は
「米国のS&P株の成長率7%」ー「インフレ率3%」
で計算されています。
日本の場合はインフレ率は多めに見積もって2%
つまり運用益が6%あれば4%ルールが適応できると考えられます。
具体的な例をあげると
米国S&P500にインデックス投資をした場合
「過去の平均リターン7%」ー「インフレ率2%」=5%
年間支出の20倍の資産を築けば、年利5%の運用益で生活費をまかなえると考えられます。
詳しくはトリニティ・スタディの研究結果にまとめてあるので、興味のある方は確認していただければと思います。
まとめ
4%ルールは過去に検証されたデータですが、現在でも使えるものだと考えています。
もちろん資産が減るのを遅くするために
- インフレ率を高めに設定
- 切り崩す割合を運用益以下にする
- 暴落時は控えめに
- 税金も考慮に入れる
このような対策は必要かと思います。
それを踏まえても投資をして将来に備えている人にとっては重要な考え方だと思います。
今回の情報が投資のゴールについて悩んでる方の一助になれば幸いです。